ありがたい思いあふれる
土曜日は、とってもいい天気で、
お布団を干しました。
取り込むとき、
本当にふかふかになっていて、お日様の匂いがして。
幸せだあ、ありがたい。
そう思ったら泣けてきた。
車で田んぼの中走っていたら、
レタス畑に人が集まって苗を植えているのが見えた。
枯れ草色の景色のなか、
黄緑色の畝すじがぐんぐん伸びている。
今日も、作物を育てる人がいて、畑がある。
嬉しいなあ。春だなあ。
ウルウルした。(運転中だから泣けない)
昨日は制作の合間に時間を作って
庭のちいちゃいナズナを集めました。
土はすっかり溶けてふかふかの、春の土になっていました。
今年も、こうやって春を確認できるって、ありがたいなあ。
いま、ありえないくらいセンチメンタルになっています。
とにかくいろんなこと、とりわけいつもの春の景色が
ありがたくて、ありがたくて。
こういう気持ちって、
震災後多くの人が感じているようで、
今日も友人と
こういう気持ち忘れたくないよね、とメールしあっていました。
でも結構、すぐ忘れちゃうんだよね、と。
そうだと思う。
結構すぐ忘れちゃう。
けど忘れたくない。
福島原発の周辺では、
今日も不安を抱えて、
原発の緊急事態が収まることを待っている住民たちが居ます。
そう考えると、
10年後も20年後も日本が安全で、
安心して暮らし、畑を耕したり、魚を穫ったりできる国であるよう、
今すぐにでも、何かしなくちゃいけないんじゃないかと焦る気持ちが芽生えます。
いま、皆が恐れや不安や、あたりまえのことのありがたさを感じている今のうちに。
考えてみたのですが、
まずはここに、こうして今の気持ちを書き記すことが第一歩。
今の気持ちを忘れないよう、ありがたい気持ちを、よくよく感じておくこと。
そしてすこしづつ、生活習慣など...
今思うと、まったく危機感が足りなかった自分を見直していこうと思います。
そして、原発に関しては、
危険も知っていながら、
人間の技術を信じて推進してきた日本の社会の、
私もまた一員です。
すべての日本人の大人は、加害者であると思います。
自然はあんまり大きすぎて、
その前では、人間の技術や英知はちっぽけすぎる。
原発は人間の手に余るほど大変なものなんじゃないか…
この思いも、忘れずに、いずれ行動に変えて表していきたい。
どんな方法があるかは、ゆっくり考えます。
by akanebonbonume
| 2011-03-21 18:24
| まいにち